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好きなこと。気になること。そして親バカ日記。
by e_rikimaru
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2023年ドラフト会議
早いもので、もう2023年ドラフト会議の季節。
阪神ファンにとっては、今年はまだ終わってないというのもあって、ちょっと不思議な気持ちですな。

昨年、異例9球団が1巡目指名選手を事前公表した影響もあり、競合が少ない年だったけど、
阪神と巨人が高松商高浅野重複でクジ引きとなり、巨人が交渉権獲得して阪神は森下を指名。
そんな影響もありましたかね?阪神は今年は競合を避け、青学下村を一本釣り。

しかし去年とはガラッと変わって、競合競合を繰り返しクジ引きの多い年になったなと。
大卒投手の当たり年との前評判もあり、そうした投手たちが競合の対象になりましたが、そんな中で野手評価No.1でもあった度会が3球団競合はちょっと意外だったな。
中日は早々と指名公表していたけど、これ戦略ミスだったのでは?
多分事前に公表していなかったら単独いけた可能性あったんじゃないかなあ。
ガッツポーズが派手だった新井監督の広島は常廣を見事引き当てた。
早く出てくるとしたら、栗林みたいな感じで抑え起用かな?
オリックスの横山1位指名はちょっと驚き。1位で行くの?!って感じで。
上位に高校生指名と、まぁ投手力は充実してるチームの余裕なのかね。
ロッテはクジ3度外すとなかなか厳しいよね(笑
巨人の高校生0に疑問持つ評論家も多いけど、全体の構成見るとむしろ薄い20代後半を補いつつ即戦力獲得ってのは、戦略として悪くないと思ってる。


阪神タイガース交渉権獲得選手

第1巡目
下村 海翔
青山学院大 投手 右投右打
174cm 73kg
2002年3月27日 21歳

第2巡目 
椎葉 剛
徳島インディゴソックス 投手 右投右打
182cm 92kg
2002年3月18日 21歳

第3巡目 
山田 脩也
仙台育英高 内野手 右投右打
177cm 71kg
2005年8月20日 18歳

第4巡目 
百﨑 蒼生
東海大熊本星翔高 内野手 右投右打
178cm 77kg
2005年9月11日 18歳

第5巡目 
石黒 佑弥
JR西日本 投手 右投右打
180cm 83kg
2001年6月20日 22歳

第6巡目 
津田 淳哉
大阪経済大 投手 右投右打
178cm 83kg
2001年8月27日 22歳

 育成枠

第1巡目 
松原 快
富山GRNサンダーバーズ 投手 右投右打
180cm 88kg
1999年8月24日 24歳

第2巡目 
福島 圭音
白鴎大 外野手 右投左打
171cm 72kg
2001年10月6日 22歳

今年の阪神の指名、全体的に見ると手堅くきたなあ感。
徹底して右腕投手を指名してきたのも、現有戦力のバランス考えても納得感ある。
下村はコントロール良く計算が立ちそうで、1位でそうした即戦力を単独指名し、以下で素質系や将来を見据えた野手をっていう戦略は妥当。
2位指名が最後の方なのを考えると、さすがに順番まわってきた頃には計算立ちそうな選手いなくなりそうだしね。
椎葉は独立の速球キングのひとりで奪三振能力の高さが魅力。
反面制球力は課題で、1位の下村とは良い意味逆行く投手って感じで面白い。
山田百崎と、高校生ショートを連続指名。
近い選手で高寺遠藤戸井といるけど、また違ったタイプというのもあり悪くない指名かな。
山田は守備力、百崎は打力が魅力。
石黒は「石川昂弥を破った男」制球力武器でコンパクトな腕の振りでタイミング取り辛そうな感じ。中継ぎで使いたそう。
津田は大阪経済大ということで高代の教え子…それくらいしかよくわからん選手。
育成は2人。
松原は湯浅のいた富山サンダーバーズから。
ファームで阪神とやって良い投球して目に止まったかな。
社会人時代に藤田太陽の助言でサイドにしたらしい。
福島は俊足外野手で、島田熊谷ら代走組はそろそろ年齢上がってきたので、その辺のバックアップかな。
うまく化けてくれたら。

上にも書いた通り阪神は手堅くまとめてきたなという感じだし、今年は他球団見てもわかりやすく勝ち組負け組無さそうという感想。
阪神、今年は左腕取らなかったし、高校生ショート二人取ってるので、来年宗山にはいかないのかなあ。
中野木浪といるとはいえ、二遊間の層の薄さはちょっと気になるところ。
来年は左投手狙いかなあ?
そういえば今年の高校ビッグ3とか言われてた佐々木麟太郎・真鍋慧・佐倉侠史朗は、米留学・指名漏れ・育成指名と低調。
低調ってのはちょっと違うか。とはいえ佐々木は米留学だから置いておくとして、真鍋佐倉は守備がと考えると行きにくかったかなとも。
あとは近年独立リーグの躍進が目立つところ。
育成がしっかりしてるところも増えたし、プロとの交流等スカウトにしっかり見てもらえる、社会人と違って育成指名でも行ける等、取る方も指名受ける方もメリット多くなったし、この流れはしばらく続きそう。

今年はセパ共に首位が大差で優勝決めたこともありCSのあり方が話題になったけど、無くせとか試合数減らせとかそんな事より、もっと試合間隔をギチギチに詰めろと思う。
シーズン終わってすぐ1st始めて良いし、ファイナルとの間も要らない。
雨とかなら、Wヘッダーでもそのまま上位チーム勝ちでも良い。
間隔空き過ぎて、盛り上がりも欠けるし、優勝チームの試合勘問題も出てるくる。
終盤に大胆に若手起用して将来に投資する以前に、主力選手の試合勘考慮して出来るだけ主力起用にもなるしね。
まぁ岡田監督は異常なまでに選手固定に固執してたからなあ(日本シリーズはそこも懸念する点ではある)。
育成上がりの小野寺の扱いとか見ると、指名順とか育成枠か支配下枠かとかは結構重いよね。
しかし、オリ中島監督は上手いよなあ。
阪神は挑戦者、オリックスの方がディフェンディングチャンピオンなんだけど、マスコミ上手く利用して扱いの違いに不満ぶつけたりして、さもオリックスが挑戦者な雰囲気作りやがったw

2023年ドラフト会議_e0071410_17333195.jpg


# by e_rikimaru | 2023-10-27 23:30 | 野球 | Comments(0)
2022年ドラフト会議
2022年のドラフト会議です。
例によって今年も自分的メモも兼ねた記事を書く。
この記事のおおよその文章はほぼドラフト翌日には書き上げていたので、推敲して投稿しようと思ったところで、元柏レイソルの選手で今はテゲバジャーロ宮崎所属の工藤壮人の訃報が、、、。
ちょっとショックでしばらくこの記事ほったらかしちゃいました。

今年は例年にない9つの球団が、会議前に1巡目指名選手を事前公表したため、1選手に多数の球団が競合するかたちにはならず。
それでも阪神は巨人が事前公表していた高松商高浅野を指名、SNS等ではくじ引き最弱決定戦とも言われた抽選が行われました。
結果、くじ引き1勝11敗の原監督に、1勝7敗の岡田監督は負け、浅野は巨人に交渉権が、阪神は次に中央大の森下を指名し交渉権を得ました。


阪神タイガース交渉権獲得選手

第1巡目
森下 翔太
中央大 外野手 右投右打
182cm 90kg
2000年8月14日 22歳

第2巡目 
門別 啓人
東海大札幌高 投手 左投左打
183cm 86kg
2004年7月10日 18歳

第3巡目 
井坪 陽生
関東第一高 外野手 右投右打
177cm 86kg
2005年3月17日 17歳

第4巡目 
茨木 秀俊
帝京長岡高 投手 右投右打
182cm 85kg
2004年6月8日 18歳

第5巡目 
戸井 零士
天理高 内野手 右投右打
181cm 83kg
2005年1月18日 17歳

第6巡目 
富田 蓮
三菱自動車岡崎 投手 左投左打
174cm 78kg
2001年9月6日 21歳

 育成枠

第1巡目 
野口 恭佑
九州産業大学 外野手 右投右打
180cm 88kg
2000年7月17日 22歳

割りと1巡目指名がバラけたこともあり、全体的に大勝利の球団も微妙な球団も無い感じの会議だった印象。
阪神も結果としてはそう悪くはなかったのではないかと。
4/6で高校生指名なのでこれからの育成次第かもですかね。
指名の傾向で右打ちの外野手、左投げの投手が今年は重点的なのがわかる。
岡田監督は一塁大山、三塁佐藤の固定を明言しているので、中堅近本以外の外野両翼は新外国人含めた競争という事でしょう。

森下は守備走塁は良いようなので、1年目から使われそう。
三振が多いのは気になるところではある。
一時期厳しい内角攻めにあい、調子を崩した事もあった様で、間違いなくプロではそこを徹底的に突いてくるから、その対応力は問われるところ。
門別は全国的にはあまり知られてないが、スカウト達の前評判はすこぶる高くて話題にはなっていた好素材。
てっきり日ハムが先に2位指名してくるかと思ったが、なかなか楽しみな選手。
井坪の名前は陽生と書いて”ひなせ”と読むらしい。
柏レイソルのファンはかつて所属していた茨田陽生から”あきみ”とつい読みたくなっちゃいますな(笑)
茨木は元日ハム芝草宇宙監督の教え子。
夏の新潟県予選決勝で日本文理田中晴也(ロッテ3位)と投げ合って、延長で惜敗した。
戸井は強打が魅力の遊撃手で、現在の数いる二遊間候補と良い争いをしてくれる事を期待。
富田は高卒社会人3年目の選手。
ドラフト会議の最中はU-23代表で試合していたらしく、試合後もドーピング検査で指名の取材がなかなか出来なかったらしい(笑)
育成枠は今年は1名のみ。
九産大の野口は強打が魅力の外野手で、最後まで右打ち強打の外野手にこだわって指名してきたのがわかる。

個人的には大阪桐蔭の海老根が指名漏れになったのは意外だったかな。
阪神ファンがやたら立教大の山田健太を指名しろと言ってたけど、多分直前のトレードで日ハムから渡邉諒を取れたところで指名候補から外れていたのではと。
監督が新しく岡田になったので、もっと即戦力を取りに行くかなあと思ったけど、意外と育成よりの指名だったので、今年はスカウト評価が重視された指名だったのかもしれませんね。
切磋琢磨して多くの選手が活躍することを願ってやみません。
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# by e_rikimaru | 2022-10-23 20:52 | 野球 | Comments(0)
2021年ドラフト会議
今年もやってまいりましたプロ野球ドラフト会議です。
ドラフト会議はもう数日前の出来事ですが、なかなか記事にする時間がなくて、ちょっと遅れちゃいました。
毎年書いてきてるおかげで、多少自分の備忘録的資料にもなっているので、今年も懲りずに書いてます。
アマの要望らしく例年より早い時期の開催となりましたが、実際アマ側からしたら、もっともっと早く開催して欲しいらしいですね。
そりゃそうだ。
とはいえプロはまだシーズン中でもあるので、なかなか難しいところですが。
今年はこれといった目玉らしい存在に欠けるとか言われていた前評判でしたが、それでも高校生BIG3なんて言われる投手達がいたり、複数団競合した大学生隅田知一郎(これで「ちひろ」と読むんですな…)とか、それなりには盛り上がりましたかね。

阪神タイガース交渉権獲得選手

第1巡目
森木 大智
高知高 投手 右投右打
184cm 90kg
2003年4月17日 18歳

第2巡目 
鈴木 勇斗
創価大 投手 左投左打
174cm 83kg
2000年3月17日 22歳

第3巡目 
桐敷 拓馬
新潟医療福祉大 投手 左投左打
178cm 90kg
1999年6月20日 22歳

第4巡目 
前川 右京
智辯学園高 外野手 左投左打
176cm 88kg
2003年5月18日 18歳

第5巡目 
岡留 英貴
亜細亜大 投手 右投右打
180cm 87kg
1999年11月7日 21歳

第6巡目 
豊田 寛
日立製作所 外野手 右投右打
177cm 85kg
1997年4月28日 24歳

第7巡目
中川 勇斗
京都国際高 捕手 右投右打
172cm 72kg
2004年1月27日 17歳

 育成枠

第1巡目 
伊藤 稜
中京大 投手 左投左打
178cm 86kg
1999年11月8日 21歳

さて、阪神はスポーツ紙各紙の事前情報だと、1位指名は隅田、小園、森木あたりがよく見ましたかね。
で、実際は小園を指名して、DeNAとの二球団競合でくじ引きとなりました。
昨年は見事佐藤輝明を引き当てた矢野監督でしたが、残念ながら今年は番長三浦に軍配、交渉権獲得とはなりませんでした。
ここで外れ1位指名に森木と高校生投手BIG3のもう一角を指名し、交渉権獲得と相成りました。
小園チャレンジの後に森木単独なら上々だったんじゃないでしょうかね。
全体を見ると今年の阪神、なかなかバランス良く獲ってきた印象。
その中でも左投手を特に重点的に指名した感じかな。

1位の森木は最速154kmの速球にスライダーカットカーブを主に操る本格派。甲子園出場は無いながらも注目の選手として話題にされていた大型右腕ですな。
来年はじっくり、2年目あたりから出てきてくれれば。
2位の鈴木は最速152kmの小柄な左腕。
投手としては大きく無い体だけど馬力を感じる投球で、先発として期待。
高橋遥人に教えを請いたいと、左のエースを睨む存在になって欲しいね。今年活躍の伊藤将司再びといけたら。
3位桐敷も左腕投手。2年秋に関甲新大学リーグタイ記録の1試合18Kで注目浴びた即戦力投手。
鈴木と競い合って早くから活躍して欲しい存在ですな。
4位前川は将来の大砲候補。
岡本のようにデカく育てよー。
5位岡留はサイド気味の右スリークォーター投手。
中継ぎ投手の安定化は急務なので、早くから競争に食い込んで欲しい。
割りと事前情報通りの指名で順調な感じかな。
6位は日立製作所の豊田。今年も社会人から指名。近年阪神は毎年のように社会人からの入団選手が活躍してるので、彼も是非。
7位中川は小柄な強肩高校生捕手。若い捕手が藤田しかいないのでそこを補う指名か。じっくりと大きく育って欲しいね。

今年は育成は1名で中京大の伊藤を指名。
小さいテイクバックから速球を投げ込む特徴的なフォームの投手だけど、コントロールが課題のようで素材型な感じかな。
球威はあるノーコンを戦力化するのは上手い阪神だから、上手く化けてくれたら。

後半大失速とはいえ、前半は間違いなくリーグの目玉として大活躍した佐藤輝明に、1年間ローテを守った伊藤将司と、ショートのレギュラーを奪い攻守に活躍してる中野と、去年は大当たりだったルーキーたちに続けと、いや追い越せと活躍を期待してやみません。


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# by e_rikimaru | 2021-10-14 16:54 | 野球 | Comments(0)
2020年ドラフト会議
2020年もドラフト会議が終了。
というわけで今年も備忘録的ブログを更新して、後から当時を偲べるように書き記そうかと思います(笑)

コロナ禍で異例づくしだった今年、まだシーズン全試合終了してもいないこの時期にドラフト会議であります。
センバツも夏の全国大会も無く、試合も制限多く情報が少ない中でもあったので、なかなか掴み難い年でもありました。
注目は木更津総合高から早稲田大学の左腕早川隆久、近畿大のスラッガー佐藤輝明、この2名が競合必至の前評判通り複数指名で抽選となりました。
佐藤は巨人、ソフトバンク、阪神、オリックスと4球団指名で抽選結果阪神が交渉権を獲得。
手が震えて袋からなかなか紙を取り出せなかったという矢野監督が、既に外れを確認した周りの3人から注目される中開封してガッツポーズ(笑)。
早川はロッテ、西武、楽天、ヤクルトの4球団指名で、石井GMが当たりを引き当て楽天が交渉権を獲得。
慶應大進学の予定だった高橋がAO入試不合格でドラフトに、これを中日が単独指名。
中日は地元の大物は必ず指名する方針でもあるので、まぁ順当ですね。
広島は栗林を単独指名、去年の森下も即戦力度では一番で1年目から二桁勝てるなんて言われてましたが、栗林はそれに匹敵する投手だと思います。
あとMLBでも活躍した田澤もドラフトにかかっていましたが、最後まで指名無し。
年齢と埼玉での微妙な成績では、仕方ないよねって感じ。
歳内宏明も香川でも圧倒的成績だったし、それでようやくヤクルトでなんとかやれてる状態なんだし。


阪神タイガース交渉権獲得選手

第1巡目
佐藤 輝明
近畿大 内野手 右投左打
187cm 94kg
1999年3月13日 21歳

第2巡目 
伊藤 将司
JR東日本 投手 左投左打
178cm 85kg
1996年5月8日 24歳

第3巡目 
佐藤 蓮
上武大 投手 右投右打
188cm 101kg
1998年4月11日 22歳

第4巡目 
榮枝 裕貴
立命館大 捕手 右投右打
180cm 81kg
1998年5月16日 22歳

第5巡目 
村上 頌樹
東洋大 投手 右投左打
174cm 75kg
1998年6月25日 22歳

第6巡目 
中野 拓夢
三菱自動車岡崎 内野手 右投左打
171cm 69kg
1996年6月28日 24歳

第7巡目
髙寺 望夢
上田西高 内野手 右投左打
178cm 75kg
2002年10月17日 18歳

第8巡目
石井 大智
高知ファイティングドッグス 投手 右投右打
175cm 81cm
1997年7月29日 23歳

 育成枠

第1巡目 
岩田 将貴
九州産業大 投手 左投左打
178cm 83kg
1998年6月16日 22歳

いやー矢野監督よく佐藤を引き当てました。
フルスイングからの飛距離が売りのスラッガーで、スター性もある存在感抜群の選手。
大柄な体躯に似合わず俊足で守備力もまずまず。
矢野監督は外野起用を明言しているので、1年時は左翼だったとはいえ外野守備がどうなのかはちょっと未知数だが、肩も良いようだしなんとかなりそう。
ちょっと心配なのは今秋のリーグ打率が.257なのが、今後プロでどう出るかかな。
過去に飛距離が魅力、走守は既にプロレベル、課題は確実性と言われて入団した選手江越大賀、評判通りの能力で代打で3試合にわたる3打席連続本塁打を放つなど、まぁ当たると凄かったが、とにかく当たらない当たらない(笑)
平気で3打席連続3球三振とかしそうなくらいで、故にファームでは打つのに上ではサッパリな選手に。
そんな江越っぽさが無くもないので、ちょっとビクビクでもある。
出塁率は.435なので選球眼はまだありそうだから、対応はしてくれるのではと期待してますが、すぐにバリバリとはいかなそう?

次の指名が伊藤将司で社会人の即戦力左腕。
楽天1位の注目左腕早川と同じ千葉県横芝光町出身で、横芝中軟式野球部3年生時は同部で早川1年生と縁がある選手ですな。
130後半から140強の速球と球速があるわけでは無いが、球持ちが良く出所の見づらいフォームで、阪神はこの手の投手を上手く使えるので成功像が描き易いかと。
先発左腕が高橋遥人くらいしか現状いないので(ガルシアも岩田も来季厳しそうだし)、先発として期待したいがリリーフでもいけそう?
矢野監督は先発として期待とコメントしてますな。

3巡目で二人目の佐藤くん(笑)
前述の佐藤と同様の恵まれた体躯の大型右腕。
故障や不調で登板機会がなく実績はほとんど無いながら、今年8月ロッテ2軍との練習試合でで最速155km2回無安打0封と、コロナ自粛期間にじっくりフォーム改良にあてた事が功を奏した感じか。
即戦力というよりは素材型かな。

榮枝は大学球界屈指の強肩が売りの捕手。
去年高校生捕手の藤田を取っているので、主力捕手梅野原口坂本あたりとの中間の年代がポッカリ空いてるだけにそこを埋めたいという目的も感じる。

村上は智辯学園センバツ優勝時のエースで大学でも1年時から新人賞、2年時は怪我で苦しむも3年時はMVPに最優秀投手最優秀防御率と抜群の成績。
今季は右前腕肉離れで故障した影響で評価下げたおかげでこの順位で取れたのかも?
負傷も癒えれば早めに出てくるかも。

中野は巧打好守俊足の即戦力社会人遊撃兼二塁手。
高寺は高校通算31発の将来性を見込んだ遊撃手。
合同練習会で評価された三拍子そろった選手なだけに、小幡の良きライバルとなれればと。
小幡が高い守備力で今季1軍でも台頭したこのタイミングで似た遊撃手を2人取ってくるとはなあ。

石井は最速153km右腕で、高専から独立リーグというちょっと異色の経歴投手。
速球とシンカーがなかなかエグいと評判。
8位で取れたのなら美味しい。

今年は8人と結構人数取ってきましたね。
その分戦力外になる選手が多くなりそうです。

育成は岩田1名で、極端なインステップからから繰り出される左サイドスローという変則投手。
左キラーとして生き残れるか。

去年が6位の小川以外全員高校生と極端な指名だったので、今年は一見するとバランスの良い指名。
若干即戦力よりか。
高校生をもっと指名すべきだったと言う批評家もいましたが、今年はなかなか高校生は難しい年でもあったし、矢野ももう一人候補がいたけど色々な兼ね合いで取れなかっと言っているので、来年また取りに行けば良しかな。
とはいえ、改めて見ると左打ちの内野手ばかりなのが気になる。
守備力のある内野手なら外野等どこ守っても潰しがきくという事なのかもしれないが、ちょっとね。
野手の指名という点では今年は全員左打者、去年は右4左1、一昨年全員左と、年度で極端なんだよなあ(笑)
話題だった関本Jr.は指名無し。現時点で明確な指名理由も見当たらないし、大学で武器を磨いて再びチャレンジですな。

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# by e_rikimaru | 2020-10-30 01:24 | 野球 | Comments(0)
2019年ドラフト会議
シーズン終わりにあれよあれよと連勝でAクラスに滑り込み、クライマックスシリーズもファイナルステージまで進めながら巨人に完敗した秋の阪神タイガース…。
はい、ご無沙汰しております。
今年もプロ野球ドラフト会議が終わり、日本シリーズが始まった…どころか、ホークス圧倒的な3連勝でこのままスウィープしてしまいそうな勢いですねえ。

さて、2019年のドラフトの注目は佐々木朗希(大船渡高)、奥川恭伸(星稜高)、森下暢仁(明治大)の3人が所謂BIG3を形勢、それぞれが何球団指名になるか?な様相で始まりました。
阪神は夏の甲子園準優勝投手奥川を指名し3球団競合も抽選で今年も外してしまい、その交渉権はヤクルトへ。
まだまだ未完成ながら底知れぬ大器と評価の、最速163キロ豪速球投手佐々木は、パ4球団が競合の末千葉ロッテが交渉権獲得。
大学生即戦力投手の森下は、事前に指名表明していた広島がまんまと単独指名となり、すんなり交渉権獲得しました。
そして、更にセンバツ優勝のスラッガー東邦高の石川昂弥が3球団指名で地元中日が交渉権を得るという結果でした。

3年連続で抽選をモノに出来なかった阪神は続いて、西純矢(創志学園高)を単独指名し交渉権獲得となりました。

阪神タイガース交渉権獲得選手

第1巡目
西 純矢
創志学園高 投手 右投右打
184cm 88kg
2001年9月13日 18歳

第2巡目 
井上 広大
履正社高 外野手 右投右打
187cm 97kg
2001年8月12日 18歳

第3巡目 
及川 雅貴
横浜高 投手 左投左打
183cm 74kg
2001年4月18日 18歳

第4巡目 
遠藤 成
東海大相模高 内野手 右投左打
178cm 84kg
2001年9月19日 18歳

第5巡目 
藤田 健斗
中京学院大中京高 捕手 右投右打
173cm 73kg
2001年10月18日 18歳

第6巡目 
小川 一平
東海大学九州 投手 右投右打
182cm 80kg
1997年6月3日 22歳

 育成枠

第1巡目 
小野寺 暖
大阪商業大 外野手 右投右打
183cm 82kg
1997年3月17日 21歳

第2巡目 
奥山 皓太
静岡大 外野手 右投右打
186cm 93kg
1997年9月3日 22歳

全体を見るとなんと1〜5位まで高校生を指名し、6位が唯一の大学生指名で終了というのはちょっと驚きの結果だったかな。
現チームの世代構成はU23がぽっかりと空いてしまってるから高校生を多く獲るのはわかるけど、ここまで極端な指名になるとは思いませんでしたねえ。
さらに育成で大学生外野手を2人指名と、ここは福留糸井の先を考えたところでしょうかね。
本当は伊藤隼太や江越大河や中谷将大辺りがとっくに主力になってなきゃいけないのになあ。
投手は岩貞、秋山、小野、等々が、今年1年ローテで投げられなかった面々を考えれば、即戦力級も欲しかったところですが、まぁ仕方ないのかな。
ただ1位の西はともかくとして、以下の高校生選手は割と長所短所はっきりしたタイプで、これからの育成にかかってそう。

さて個別の印象はと、1位の西は春先は高校生BIG4とも言われた存在で、甲子園後のU-18W杯では投打に大活躍だった逸材ですな。
奥川を外してしまいましたが、彼に決して劣らない逸材を得られたのではないでしょうか。
投げっぷりの良さからくる速球と鋭いスライダーやフォークと、将来のエースを想像させる投手だと思います。
U18W杯では本塁打王も獲る豪快なバッティングもありますしね(笑)
2位の井上は夏には奥川から豪快な本塁打も放った右の長距離砲。
ちょっと打撃精度はまだまだ波がありそうだし、足や守備は課題が多そうな選手なので、下でじっくりと育てて3〜4年で出て来てくれれば…って選手ですかね。
3位の及川は一時は佐々木・奥川・西とともに高校生投手BIG4とまで言われてた投手で、その後評価を落としてしまった左の大型投手。
まだまだ細身だし制球難もありと、なかなか難しそうな選手でもあるが、岩崎や岩貞や高橋など制球難な左をちゃんと戦力にしてきた阪神なので、その辺は修正できるという判断なのかな。
4位遠藤は投打に活躍した万能選手。156キロのスイングスピードを誇るあたりは阪神が好きそうな選手(笑)
5位藤田もU-18にも選ばれた強肩捕手で、梅野はじめ中堅捕手は多いが若手捕手が皆無のチーム状況を考えると的確な選択かな。
6位小川はおなじみ九州の秀太スカウト枠かな?熊本の震災やチームの不祥事等の大会出場辞退で、実績がまったく無くベールに包まれた?投手。投げてる動画も見当たらないのでよくわからない(笑)
育成の二人は両人とも恵体の右のスラッガーで、特に小野寺の「支配下は契約金があるけど育成は支度金しかないので、奨学金を返せないし、親孝行も云々」のエピソードからも、ハングリーさはありそうで期待。

育成力で揶揄されがちな阪神タイガースではありますが、そんな下馬評を覆すような活躍を期待しています。
まぁ、それにはまだ数年を要するでしょうがねー
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# by e_rikimaru | 2019-10-23 02:18 | 野球 | Comments(0)