日曜日のクラブワールドカップ準々決勝、柏レイソル対モンテレイは激戦だったね。
初戦のオークランド戦から中2日と日程が詰まっているだけに、疲労というものを感じさせる物でもあった。
そして、それ以上にモンテレイの技術の高さと球際の強さにレイソルが付いて行けずに、決定的な場面を作られる…。
こりゃあ厳しい、と思わされましたよ。
力が違いすぎると。
レアンドロはやはりかなり警戒されていて、常にマンマークが付いている上に、ボールを持つと更にもう一人が詰めて挟み込み自由にプレイさせない。
ハイボールを競り合うにも、最良の落下地点にジュンヤが入り込めず常に相手が奪い、こぼれ球をしっかり拾われどんどん攻撃に繋げてきた。
酒井が上がって出来た右サイドスペースにボールを送り込まれる。
栗澤も中盤で拾えず起点を作れない。
スアソの決定的なシュートがポストを叩く…
うむう…、強い。
しかし、序盤こそ感じたこの力の違いが、徐々に小さくなって行くのを確かに感じる様になってきた。
段々と中盤でボールを拾えるようになる。
酒井のドリブル、クロスは十分通じていたし、そのクロスからジュンヤがヘディングシュートの形まで作れた。
そして後半、栗澤が縦に入れたボールをジュンヤが落とし、レアンドロが受けて持ち上がる。
相手に当たりながらこぼれたボールをジュンヤが素早く拾うと、エリア内にドリブルして中へクロスを入れる。
レアンドロがそのクロスを、後ろに倒れ込むようにして打ったボーレーシュートがネットに突き刺さり、レイソルが先制した!
でもさすが北中米カリブ海王者モンテレイで、すかさず反撃されてしまう。
サバラ?のロングフィードに、上手くディフェンスラインの裏を突いて抜け出したデルガドに渡り、最後はスアソに決められてしまった。
甘くなったラインコントロールを抜け目無く突かれてしまったね。
大谷が出色の出来だった。
相手の球際の強さに慣れてくると、その後は中盤でひたすらボールを刈り取りまくった。
つなぎのパスが精度を欠いたりはしたが、とにかく相手をことごとく止め、チャンスに繋げていた。
これでゲームを支配出来るようになり、疲れから運動量が落ちた相手はレアンドロをファールでしか止められなくなり、彼が攻撃で躍動しだす。
ただ、最後の決め手を欠いてしまい、延長も含めて120分フルに戦い1−1のスコアのままPK戦へと突入する事になる。
レイソルを見てきた人達は真っ先に脳裏に浮かぶ…。
菅野がPKを止めたシーンをほとんど観た事がない…
そんな菅野が相手キッカーの一人目をストップ!
これで主導権を取れたのはもの凄く大きかった。
最後は林が決めてレイソルが劇的な勝利を決めた。
この試合ネルシーニョはほとんどメンバー交代をしなかった。
終盤に工藤から林に入れただけかな。
それでも劣勢からゲーム立て直し、更にPK最後のキッカーを交代で入れた林に蹴らせて勝負を決める。
これが、ネルシーニョが手塩にかけて作り上げたレイソルだ。
テレビ観戦ながら、興奮で震えたね。
そして、次はまた中二日で南米王者のサントスと対戦する。
疲労もかなり溜まった中、序盤に驚かされたモンテレイ以上の圧力を持った、「王国」のチームが相手である。
それでも臆する事無く、レイソルの「スタンダード」を貫き堂々と戦って欲しい。